自律神経が乱れるとか、バランスが悪いとか言われます。
・・・「自律神経ってなに?」って思いませんか?
今日はそんな自律神経を簡単に話します。
まず自律神経とは、無意識にカラダの調整をしてくれている神経です。
例えば、心臓や内臓を動かしたり、汗やホルモンを出したりといったものです。
この自律神経は、①交感神経と②副交感神経に分けられます。
これらはちょうど真逆に位置するものです。
①の交感神経は、以下のようなときに優位になります。
例)攻撃的なとき・緊張しているとき・気を張っているとき・ストレスなど負荷がかかっているとき、など
②の副交感神経は、以下ようなときに優位になります。
例)寝ているとき、リラックスしているとき、お酒を飲んでいるとき、など
これも、胃で例えてみると、
①交感神経が優位のときは、胃液の分泌をとめて(今は胃液を出す必要がないと判断する)、
②副交感神経が優位のときは、胃液の分泌で消化を促す、といった感じです。
このように、カラダのそれぞれの内臓や器官は両方が影響します。
(これを二重支配、拮抗支配と呼びます。)
人は本来この作用をうまく使って生きているのですが、このバランスが崩れてくると、片方の働きに偏ります。
例えば、
汗をかきすぎたり、まったく汗をかかなくなったり、
胃の調子が悪くてもたれたり、腸の動きが悪くて便秘になったり、
血管の動きが悪くなったり(以前書きましたが”冷え”の原因の一つ)、
心臓が変にドキドキしたり、
夫婦・恋人間の夜の営みにも影響したり、
・・・なんとなくイメージできましたでしょうか?
このバランスが崩れ、一方の緊張が強い状態を、
交感神経緊張症、もしくは、副交感神経緊張症と言います。
このバランスがさらに悪い場合は、自律神経失調症となります。
鍼治療は、こういった自律神経バランスをとることもできます。
カラダの不安があるときは、一度ご相談ください。
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