肩が痛い、つらい。
こんなときには、どう動かすとつらいのか、見つけてあげることが大切です。
例えば、腕を上にあげることがつらいのか、肩を動かすと背中がピキッとなるのか、肘を外に開くのがつらいのか、などがあります。
そして、この動きをするにはこの筋肉ということがわかれば・・・と大抵はなるのですが、実はそれだけで楽にならない場合があります。
人のカラダには、その動きをメインでする筋肉(主動筋)とそれと反対の動きをする筋肉(拮抗筋)があります。
肩でいえば、肩をあげる筋肉と肩をさげる筋肉があります。
主動筋が「よし、動くぞ」って力を入れるときに、拮抗筋が「じゃあ、こっちはゆるむよ」って力を抜くことで、望んだ動きができます。
肩をあげるのがつらい人は、肩をあげる筋肉(主動筋)が悪いのかな?と考えます。
これはもちろん間違いではありません。
ですが、肩をあげる主動筋が原因ではなく、その反対の動きをする拮抗筋が原因の場合があります。
拮抗筋の柔軟性が失われているために、肩をあげるのがつらい可能性もあるのです。
ですから、痛みやつらさがある場合は、痛い動きとその反対の動きをチェックしたほうが良いです。
無理に動かすとつらさが増す場合がありますので、これは専門家のもとでのチェックをおススメします。
肩には回旋筋腱板(ローテータカフとも言います)という、肩を動かすのに重要な筋肉が複数あります。
その周りにも、多くの筋肉がとりまいて、うまく肩を動かそうとしてくれています。
肩だけでなく、腰、足、腕、首など、よく動かす場所にはたいていが複数の筋肉が働いています。
まずは、この動きが正常かどうかを確認し、自分がそれを知って、その周りのバランスも良くすることが、
カラダを楽にすることにつながります。
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