今回は認知症についてです。
カラダの塾なのになんで認知症?と思われるかもしれませんが、
実は認知症はカラダが衰えることで出てくるものもあります。
まず認知症と言っても、①アルツハイマー型、②脳血管型と大きく分かれます。
①のアルツハイマー型は、脳の問題です。
脳の細胞外にアミロイドβタンパク質が沈着して、脳の機能が低下したり、脳からの指令がカラダに行き届かなかったりします。
その結果、物忘れや意欲の減退、物を取られたなどの妄想が出てきます。
言葉が自由に発せなくなり、末期には先日話したパーキンソン病のような症状も出てきます。
②の脳血管型は、血管が硬くなり血流が脳に行き届かなくなって出てくるものです。
動脈硬化性認知症やラクナ梗塞(こうそく)といって、脳の毛細血管が詰まってしまい、
脳へ部分的に血液が行き届かず、その部分の脳の機能が使えなくなってしまうんです。
進行すると、物忘れなどの記憶障害も出るのですが、
先に出てきやすいのは、不眠・頭痛・めまい・耳鳴り・肩こり・食欲不振といったものです。
「あれ、肩こりとか食欲不振とかよくあるよ?」なんて思った人もいるかもしれません。
カラダの不調は大事なサインです。
血液がドロドロで血管がボロボロの人は、こういったことも可能性のひとつとして考えられます。
そうならないためには、食事・運動・生活習慣に気を付けることが大事ですが、
「そんなこと言ったって、なかなか上手くやれないよ~」って声も聞こえてきそうです。
そうしたくてもできない状況ってありますよね。
そんなときには鍼が役立ちます。
鍼を受けると血流促進効果が望めるからです。
もちろん、これだけでいいわけじゃないですよ。しっかり運動も生活習慣も気を付けていく必要があります。
鍼を使ってカラダを良くして、運動や食事をできるところから始めて生活習慣が良くなっていく。
そうやってうまくカラダと付き合い、やりたいことができるカラダを持てるといいですね。
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