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執筆者の写真鍼灸塾アン

鍼を受けたらダメなとき

様々な効果が望める鍼ですが、今回は「鍼を受けないでねー」ってときの話です。



結論から言うと、


1.絶対安静が必要なとき


2.刺激によって、有害作用を与える病気のとき


3.白血病など免疫機能が急激に低下して感染症の危険が高いとき


と、この3つです。



1の安静が必要な状態なのに鍼の刺激が入るのは良くないです。


2の有害作用を与えてしまう病気も改善を邪魔してしまうのでダメです。


3は、一般的な免疫力が低下しているときはよいですが、

白血病やエイズといった、明らかに自分の免疫力が限りなくない状態のときには、

鍼を打った小さな傷を治す自己治癒力がないので、そこから感染症になってしまう可能性もあるからです。




また、鍼を受けるのを避けるべき時期・注意するべきこととしては、


①妊娠中


②緊急手術を必要とする場合


③がん


です。



①の妊娠中は、過度な刺激は陣痛や流産を誘発する可能性があります。

妊娠中は精神的にもつらいことがありますが、肩も腰もつらくなります。

刺さない鍼などで優しい刺激で様子を見ながらのほうが良いです。


②は私も良く言う「鍼やってる場合じゃないですよー!!!」ってときですね。

血がだらだら流れていて、「鍼やってください」って言われても、すぐ救急車呼びます。

根本的に鍼で治すってときじゃないからです。鍼をやったとしても、精神安定や痛み止めくらいですかね。


③はがん(悪性腫瘍)がすべてダメというわけではなく、悪性腫瘍への直接刺激を避けることです。

人によっては転移の可能性が考えられるので注意が必要です。


このほかにも、出血性の疾患の場合も、止血できなかったり、感染症の理由から避けたほうがいいです。

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