パーキンソン病って知ってますか?
50~60歳で発症しやすい病気で、初期の症状としては手足がふるえたり、カラダがこわばって足を引きずったりします。
寒いからかな~とか、動かなさ過ぎたから筋肉がおかしいのかな~とか思ってしまいます。
この病気は、「ゆるやかに進行する神経変性の疾患」です。
女性に多く、男性の1.5~2倍です。
冒頭で話したように、はじめは手や足の片方だけがふるえたり、足を引きずったりします。
進行性なので、ゆっくりと手足の震えが強くなり、筋肉が固まって動かしにくくなり、全体的に動きが遅くなります。
(細かな指示を出す神経の異常。錐体外路徴候と言われます)
そして、歩き出すと急に止まれなかったり、小刻みにトコトコ歩くようになったりして、前傾姿勢が特徴的です。
無意識の時には手足がふるえるのに、自分で動かそうと意識するとそれが止まったり弱くなったりします。
他にも、無表情(仮面様顔貌)・汗をたくさんかく・よだれを垂らす・便秘・手足の冷え(循環障害)などの自律神経の症状や、うつっぽくなったり、眠れなかったりします。
原因は、脳にある黒質という場所のメラニン含有細胞が変化してしまうためです。
治療の基本は、投薬です。
細胞が変化したことにより脳に足りていないものを薬で補います。
そして、カラダが自由に動かせないことによる筋肉の硬さの解消や、
自律神経の異常である冷えや便秘の解消のために、鍼灸などを用います。
動かなさなくなった筋肉や崩れてしまった自律神経は、そのままのこともありますので。
投薬治療後は改善されることが多いので、自分やご家族の症状が心配な時は専門家に相談してみるのが良いです!
心配事はできるだけ少なく!
カラダに不安のない時間を過ごせるようにしていきましょう!
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