WHOにおける鍼の適応疾患
- 鍼灸塾アン
- 2021年2月17日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年2月21日
鍼ってよくわからない。
どんなこと、どんな人に効果があるの?
こんな声をよく耳にします。
鍼のこと、よくわからないって言う人は多いです。
今日はどんな人に鍼をすすめられるのか、お話しします。
鍼の適応疾患として世界保健機関(WHO)では、以下のように掲げています。
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〇上気道疾患
①急性副鼻腔炎、②急性鼻炎、③感冒、④急性扁桃炎
〇呼吸器疾患
①急性気管支炎、②気管支喘息(小児が最も有効で、合併症がないもの)
〇眼疾患
①急性結膜炎、②中心性網膜炎、③近視(小児)、④白内障(合併症のないもの)
〇口腔疾患
①歯痛、②抜歯後疼痛、③歯肉炎、④急性・慢性の咽頭炎
〇胃腸疾患
①食道けいれん(噴門けいれん)、②しゃっくり、③胃下垂、④急性・慢性胃炎、
⑤胃酸過多症、⑥慢性十二指腸潰瘍(除痛)、
⑦急性十二指腸潰瘍(合併症のないもの)、⑧急性・慢性腸炎、
⑨急性細菌性赤痢、⑩便秘、⑪下痢、⑫麻痺性イレウス
〇神経・筋・骨疾患
①頭痛、②片頭痛、③三叉神経痛、④顔面神経麻痺、⑤脳卒中後の不全麻痺、
⑥末梢神経障害、⑦急性灰白髄炎の後遺症(初期、6か月以内のもの)、
⑧メニエール病、⑨神経因性膀胱、⑩夜尿症、⑪肋間神経痛、⑫頚腕症候群、⑬五十肩、
⑭テニス肘(上腕骨外側上顆炎)、⑮坐骨神経痛、⑯腰痛、⑰変形性関節症
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と、あります。
わかるひとにはわかりますが・・・、
ほとんどの人はこれを見ても、数えるほどしかイメージできないですよね。
この中には、麻痺性イレウス(=腸がねじれてしまうもの。イレウスにはいくつか種類があるが、麻痺性は命にかかわる。)など、
「鍼灸を受ける前に早く病院に行って!」
と言いたくなるものもあります。
私が考える、鍼灸をすすめたくなる人は、
「病院に行っても薬を出されて終わってしまう(症状の改善がない)」
「薬を飲むと症状がおさまるけれど、薬が手放せない(永遠に薬を飲まないといけない)」
「手術までいかないけれど、日常生活で困っている」
「カラダが(今は動かないけど)こんなふうに動いたらいいな」
と、このような方です。
周りにわかるくらい苦しんでたら理解もあるかもしれないのに、そこまでじゃない。
だけど、つらい!
この中途半端に苦しんでいる状態を解決できる可能性が高いです。
私のところではカラダの相談をしたいというのであれば、相談や検査だけでもやります。
自分のカラダを学ぶ「塾」ですので。
カラダに不安がある人、一度ご相談ください。
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